.先輩とはじめてあったのはいつだったか それは1年くらい前にさかのぼる 眠 ザァっと風が吹いて木の葉がこすれあい 静かに音をたてた いつものようにいつもの木によしかかり本を読もうとしたら そこには先客がいた 黄色い髪で色黒でネクタイのどこか見たとこある制服 僕よりも大きいからきっと高校生 近寄って見るとほんの少し寒いのか 体をちじこませていた 別にこの人が風邪をひこうが喘息だろうが関係無いが なんとなく手に持っていたジャンバーをその人にかけた ジャンバーをかけるとほんの少し暖かくなるくらいなのに その人の顔は幸せそうだった 「変な人」 木の反対側によしかかり本を読んだ 静かに風は吹いていてほんの少し前髪が動いた 後ろ側(反対側)でカサッと音がして 振り返ってみるとその変な人がおきていた まだ眠気から冷め切っていないようでぼーっとしていた でも ジャンバーは手に握っていた 「あの・・・」 「・・・ん?」 下からその人を除きこんでみるとやっと眠気からさめたようで 僕にきずいた 「あのさ、このジャンバー君の?」 「はい」 「どうもありがとう」 その人は二ィっと笑ってジャンバーをきれいにたたんで返してくれた でも その人はまたコロンとネッコロがって眠りにはいてしまった 「・・・ねた」 スースーと寝息を立てていて僕は何を思ったかその人の隣で眠りについた 風がほんのり肌寒くてでも 葉と葉の間からこぼれる光が暖かかった 眠りから覚めるとあの人は隣に無くて空は一面赤く染まっていた あの人の心遣いかジャンバーが僕にかけられてあった 帰ろうとして本を取ると 大きく紙がはみ出ていてそれをひきぬくと 俺リュータってんだ ジャンバーかけてくれてサンキュ ひまがあれば電話とかしてくれよ また会いたいしさ その文章の下には携帯の番号がかかれていた 「ハヤトー」 「何」 リュータが遠くから呼んでいて そこに行くとリュータのいつ場所はあの時はじめてあった場所だった 「懐かしいなぁ」 「・・・うん」 あのときもらった紙は大切にいまでも持っていて それはきっとリュータは覚えていない それでも良いと思う そのときそのときの思い出は何と無く覚えているだけで はっきりと覚えているわけじゃいから 「ハヤト」 「・・・ん?」 リュータは僕の前髪を手であげて おでこにちょんとキスをした 「帰るか」 少し下を向いている僕に対して あの時と同じ顔で笑っていった 「・・・うん!」 僕もつられてニコっと笑って二人で手をつないで帰った END おまけ 「(あー!!なんかめちゃめちゃかわいくわらっているんですがー!!!)」 と心の中で思っているリュータ こめんつ ポップンの小説はアシュユリ振りでございます 結構ポップン小説は書いていたような気がいたします ハヤトは自分のことをなんていっているかは結構なやんだ 「俺」だと2Pなイメージがあるので「僕」にいたしました あとハヤトは若干さめている子だと思います。 |